訪問介護なら年齢を気にせず働ける
中高年でも介護業界なら転職は可能だ。しかし、若い人たちに混じって働くことに抵抗を感じる人も多いことだろう。自分より二十歳以上も若い人を先輩と呼ばなければならないのはプライドが許さないという人も少なくはない。そうした人は、訪問介護の仕事を狙ってみるといいだろう。訪問介護なら、基本的には一人か二人で仕事をしていくことになる。同僚とのコミュニケーションは最低限で済ませられるので、プライドが傷つけられることも少なくなるはずだ。
ただ、資格が何もないと訪問介護はさせてもらえない点には注意をしておこう。訪問介護をするためには最低限、介護職員初任者研修を修了させておく必要があるのだ。この資格は、基本的には誰でも取れるものなので心配はないが、取得までにはかなりの時間がかかる。単純に講義を受けるだけでも100時間はかかるので、取得までには長ければ数ヶ月を要することもあるのだ。介護業界に入る前に取得をしておくべきだが、人によってはすぐに働かなければならないこともある。その場合は、アルバイト等で食いつなぐというのも悪い方法ではない。失業保険が出ているなら、その間に修了をさせておくといいだろう。
もちろん、介護業界に入ってから取得をするのでもいいが、その場合には、ある程度の時間若い人たちと一緒に働かなければならなくなる。しかしきついのは最初だけなので、それほど心配する必要はないだろう。年々楽になっていくので、とにかくまずは仕事を始めることが重要だ。